〇ックオフで痴漢された話
「皆さんは痴漢されたことがありますか?」
僕(男)はタイトルの通り、高校生のときに某中古本屋で痴漢されたことがあります。
かなり衝撃的な体験だったので、その時の思い出を書いてみます。
初記事なので温かい目で読んでくれると幸いです。
高校2年生のときのある日、学校からの帰り道の途中にある〇ックオフに立ち寄りました。
その日は最高にイカした図のように、レジから遠い店内の角部分で立ち読みをしていました。
※黒の斜線:本棚
白塗り:通路
黒●:僕
しばらくすると、一人の客が後ろからやってきて、僕の右側に落ち着きました。
この客は名探偵コナンの元太をそのまま巨大化した体型でした。
その後、元太は徐々にこちらの方へ近づいてきたので、
「こいつは僕の体が邪魔で目当ての本が取れないんだな。」
と思い、本を取るには十分なほど左にスライドしたのにかかわらず、おかしなことに元太の巨体はさらに迫ってきました。
結局、ボクは2枚目の超絶にイカした図のように通路のド真ん中まで移動させられました。
※赤●:元太
なぜか元太は本を手に取る様子が無かったので、不信には思いましたが、僕はマンガに夢中だったので、そのまま立ち読みし続けていました。
数十秒後......
突然、股間部分に何かが触れた感触がありました。
驚いて右を向くと、
元太が左手をボクの股間に向けて伸ばし、右手で自身の股間をまさぐっていました。
咄嗟に「ヤバイ!」と思い、店外へ飛び出し逃げるように帰宅しました。
......以上がボクが受けた痴漢被害の一部始終です。
僕はそれまで
「痴漢されるのは女性だけ」
と勝手に決めてつけていました。
いや、それ以前に
「自分に悪い目線を向けてくる大人が存在する。」
ということすら考えたことがありませんでした。
何よりショックだったのは、黙って逃げ出すしかできなかったことです。
「なぜ自分が?」という考えのみが頭を占拠し
「大声を出して周りの客に知らせる」、「すぐさま店員に報告する」などの行動が一切思い浮かびませんでした。
電車での痴漢被害の記事としてよく耳にする
「恐怖で何もできなかった。」
という体験談に対し、それまで「何もしないのは、分別のついた大人としてあまりに情けないw」と馬鹿にしていましたが、結局、僕も何もできずショックを受けました。
僕が適切な対処を取らなかったために他の被害者が発生したかもしれないと考えると反省しか残りません。
今では、この痴漢体験は笑い話の一つとして
「〇ックオフで元太にチ〇コ触られたんだよねw」
「これじゃb○○k offじゃなくて、F〇ck offじゃねえかw」
というように話していますが、痴漢されてからしばらくはこの店舗をわざと避けて通学したぐらいには恐怖の体験でした。
まあ、立ち読み目当てですぐに再び通い始めましたけれども......